心光寺 十一面観音菩薩立像 大阪市天王寺区 2019年5月9日

大阪市天王寺区下寺町1丁目3-68

木造十一面観音菩薩立像 一木造 内刳り無し 11世紀 大阪市指定文化財

肉身部に厚く紙貼りし、その上に漆箔を置く

本像は境内にあった観音堂に安置されており、大坂観音巡礼札所の本尊であった。 
肉身部は紙貼りの下地の上に置かれた漆箔で覆われる。 
 肉付きの豊かな張りのある面相部、幅広で奥行の深い頭部、猪首でやはり深い奥行の堂々とした短躯は、平安前期彫刻の特徴を示している。木心を像内にこめ、両腕まで根幹材から彫出し、内刳りを施さない構造も古様である。
裙の折り返し部分や膝下には翻波式衣文が見られる
(大阪市の仏像より)

あらかじめお願いして拝観させていただきました。

谷町9丁目駅から徒歩数分