興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」 2017年 東博10月29日

東京都台東区上野公園13-9

興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」

平成館 特別展示室 2017年9月26日(火) ~ 2017年11月26日(日)

第1章 運慶を生んだ系譜ー康慶から運慶へ

No.指定名称作者等員数時代・年代世紀所蔵展示期間
1重文阿弥陀如来および両脇侍坐像3軀平安時代・仁平元年(1151)奈良・長岳寺阿弥陀如来および観音菩薩坐像のみ

~10/29

2重文毘沙門天立像奈良・中川寺十輪院伝来1軀平安時代・応保2年(1162)頃東京国立博物館通期
3重文地蔵菩薩坐像康慶作1軀平安時代・治承元年(1177)静岡・瑞林寺10/31~
4国宝大日如来坐像運慶作1軀平安時代・安元2年(1176)奈良・円成寺通期
5国宝運慶願経(法華経巻第八)1巻平安時代・寿永2年(1183)通期
6重文仏頭運慶作1個鎌倉時代・文治2年(1186)奈良・興福寺通期
7重文四天王立像康慶作4軀鎌倉時代・文治5年(1189)奈良・興福寺通期
8国宝法相六祖坐像康慶作6軀鎌倉時代・文治5年(1189)奈良・興福寺通期

第2章 運慶の彫刻ーその独創性

No.指定名称作者等員数時代・年代世紀所蔵展示期間
9国宝毘沙門天立像運慶作1軀鎌倉時代・文治2年(1186)静岡・願成就院通期
10国宝五輪塔形銘札1枚鎌倉時代・文治2年(1186)静岡・願成就院通期
11重文阿弥陀如来坐像および両脇侍立像運慶作3軀鎌倉時代・文治5年(1189)神奈川・浄楽寺10/21~
12重文不動明王立像運慶作1軀鎌倉時代・文治5年(1189)神奈川・浄楽寺通期
13重文毘沙門天立像運慶作1軀鎌倉時代・文治5年(1189)神奈川・浄楽寺通期
14重文月輪形銘札(毘沙門天立像納入品)1枚鎌倉時代・文治5年(1189)神奈川・浄楽寺通期
15重文地蔵菩薩坐像運慶作1軀鎌倉時代・12世紀京都・六波羅蜜寺通期
16重文大日如来坐像1軀鎌倉時代・12~13世紀東京・真如苑真澄寺通期
17重文大日如来坐像1軀鎌倉時代・12~13世紀栃木・光得寺通期
18国宝八大童子立像運慶作6軀鎌倉時代・建久8年(1197)頃和歌山・金剛峯寺通期
19重文聖観音菩薩立像運慶・湛慶作1軀鎌倉時代・正治3年(1201)頃愛知・瀧山寺通期
20国宝無著菩薩立像

世親菩薩立像

運慶作2軀鎌倉時代・建暦2年(1212)頃奈良・興福寺通期
21国宝四天王立像4軀鎌倉時代・13世紀奈良・興福寺通期
22重文法眼運慶置文(尊勝寺領近江国香庄文書のうち)運慶筆2通鎌倉時代・正治元年(1199)東京・早稲田大学図書館通期

(10/24~

展示替あり)

23国宝宝篋印陀羅尼経(金剛力士立像納入品)2巻鎌倉時代・建仁3年(1203)奈良・東大寺~11/5

(10/17~

巻替あり)

24重文大威徳明王坐像運慶作1軀鎌倉時代・建保4年(1216)神奈川・光明院

(神奈川県立金沢文庫管理)

通期

第3章 運慶風の展開ー運慶の息子と周辺の仏師

No.指定名称作者等員数時代・年代世紀所蔵展示期間
25重文観音菩薩立像

勢至菩薩立像

2軀平安~鎌倉時代・12~13世紀京都・清水寺通期
26多聞天立像1軀鎌倉時代・12~13世紀京都・東福寺通期
27国宝重源上人坐像1軀鎌倉時代・13世紀奈良・東大寺10/7~
28重文観音菩薩立像

地蔵菩薩立像

2軀鎌倉時代・12~13世紀神奈川・満願寺通期
29重文四天王立像4軀鎌倉時代・13世紀京都・海住山寺通期
30重文毘沙門天立像

吉祥天立像

善膩師童子立像

湛慶作3軀鎌倉時代・13世紀高知・雪蹊寺通期
31重文神鹿2軀鎌倉時代・13世紀京都・高山寺通期
32重文子犬1軀鎌倉時代・13世紀京都・高山寺通期
33重文善妙神立像湛慶作1軀鎌倉時代・13世紀京都・高山寺通期
34国宝千手観音菩薩坐像光背三十三身像のうち

迦楼羅・夜叉・執金剛神

湛慶作3軀鎌倉時代・建長6年(1254)京都・妙法院通期
35国宝天燈鬼立像

龍燈鬼立像

康弁作(龍燈鬼)2軀鎌倉時代・建保3年(1215)奈良・興福寺通期
36重文十二神将立像のうち

辰神・巳神・未神・申神・戌神

京都・浄瑠璃寺伝来5軀鎌倉時代・13世紀東京国立博物館通期
37重文十二神将立像のうち

子神・丑神・寅神・卯神・午神・酉神・亥神

京都・浄瑠璃寺伝来7軀鎌倉時代・13世紀東京・静嘉堂文庫美術館通期

運慶の後継者たち―康円と善派を中心に

本館 14室 2017年8月29日(火) ~ 2017年12月3日(日)

「運慶展」には出陳されない運慶以降の慶派仏師の手による作品を展示します。鎌倉時代に活躍した運慶の量感豊かで力強い写実的な作風は、後の世代に大きな影響を与えました。

本企画では、なかでも運慶の次々世代にあたる康円および、奈良を拠点に独自の展開を遂げた善円(善慶)を代表する善派仏師の作品を中心に、運慶以後の鎌倉彫刻の展開について紹介いたします。

展示作品リスト 14件

文殊菩薩立像 1躯鎌倉時代・13世紀

重文愛染明王坐像 1躯康円作鎌倉時代・文永12年(1275)京都・神護寺蔵

重文東方天眷属立像(四天王眷属のうち) 1躯康円作鎌倉時代・文永4年(1267)

重文南方天眷属立像(四天王眷属のうち)1躯康円作鎌倉時代・文永4年(1267)

重文地蔵菩薩立像 1躯善円作鎌倉時代・延応2年(1240)奈良・薬師寺蔵

地蔵菩薩立像 1躯鎌倉時代・13世紀

重文菩薩立像 1躯鎌倉時代・13世紀

重文文殊菩薩坐像(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち) 1躯康円作 興福寺伝来

鎌倉時代・文永10年(1273)

重文獅子像(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち) 1躯康円作 興福寺伝来鎌倉時代・文永10年(1273)

重文光背および蓮華座(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち) 1躯康円作 興福寺伝来

鎌倉時代・文永10年(1273)

重文仏陀波利三蔵立像(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち) 1躯康円作 興福寺伝来

鎌倉時代・文永10年(1273)

重文善財童子立像(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち) 1躯康円作 興福寺伝来鎌倉時代・文永10年(1273)

重文于闐王立像(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち) 1躯康円作 興福寺伝来鎌倉時代・文永10年(1273)

重文大聖老人立像(文殊菩薩騎獅像および侍者立像のうち)1躯康円作 興福寺伝来鎌倉時代・文永10年(1273)

彫刻

本館 11室 2017年10月24日(火) ~ 2018年2月4日(日)

展示作品リスト 14件

指定名称員数作者・出土・伝来時代・年代世紀所蔵者・寄贈者・列品番号備考
重文阿弥陀如来坐像 (阿弥陀如来坐像及び両脇侍立像のうち)1躯平安時代・安元2年(1176)埼玉・西光院蔵
重文大黒天立像1躯快兼作 東大寺伝来南北朝時代・貞和3年(1347)文化庁蔵
弁才天坐像1躯鎌倉時代・13世紀個人蔵
木喰自身像1躯木喰作江戸時代・享和4年(1804)吉沢政一郎氏寄贈 C-1825
毘沙門天立像1躯平安時代・12世紀片岡家寄贈 C-1870
阿弥陀如来坐像1躯鎌倉時代・12~13世紀静岡・願生寺蔵

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重文獅子・狛犬1対平安時代・12世紀広島・吉備津神社蔵

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重文

不動明王立像

1躯平安時代・11世紀C-1525

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重文男神坐像1躯平安時代・11世紀京都・大将軍八神社蔵
重文阿弥陀如来坐像1躯京都府船井郡京丹波町・長楽寺伝来平安時代・久安3年(1147)文化庁蔵
二天王立像2躯京都府船井郡京丹波町・長楽寺伝来平安時代・久安3年(1147)文化庁蔵

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重文千手観音菩薩立像(493号)1躯院承作鎌倉時代・建長3~正元元年(1251~59)京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵

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重文千手観音菩薩立像(504号)1躯隆円作鎌倉時代・建長3~文永3年(1251~66)京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵

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重文千手観音菩薩立像(40号)1躯湛慶作鎌倉時代・建長3~8年(1251~56)京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵

台風が九州沖にあり風は強くないが雨が朝から降っていた。15分待ちで入場できた。