大林寺(だいりんじ)  十一面観音立像 大阪府松原市 2019年10月

大阪府松原市北新町1-10-5

布忍山大林寺(ふにんざんだいりんじ) 融通念佛宗

十一面観音菩薩立像  171.5cm ヒノキ 一木造り 平安時代後期 市指定文化財

明治6年(1873)に廃寺となった永興寺(布忍寺)の本尊だったものです。 深い面奥に比して丸い面貌に浅く目鼻立ちを刻む点や長身で量感をあまり強調しない体躯、古様の渦巻状の衣文を見せる特徴は、10世紀彫刻のなかでも「奈良系仏像」と称される一群と共通したものです。 本像の作製は平安時代後期(10世紀末から11世紀初め)と推察されますが、そうすると寛治3年(1089年)の創建と伝えられる永興寺(布忍寺)の時期よりも古いことになります。おそらく永興寺(布忍寺)創建以前に前身となる堂宇に安置されていたものか、もしくは寛治3年(1089)の創建に際して別の地より移坐されたと考えられます。—引用 松原市の文化財より

本堂の向かって左手の厨子を開けていただき、近くから拝観出来ました。本尊は阿弥陀如来立像が中央、右手に不動明王坐像が安置されています。

お願いして、拝観させていただきました。8月9日は公開されています。

布忍駅から徒歩4分。

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