慈恩寺 御開帳  山形県寒河江市さがえし 慈恩宗本山慈恩寺 御開帳

山形県寒河江市大字慈恩寺31

開催期間  平成26年6月1日(日)~7月21日(月)
拝観料金  一般800円  団体500円(20名以上)
会  場  本山 慈恩寺
〒990-0511 山形県寒河江市大字慈恩寺地籍31番地
TEL.0237-87-3993 FAX.0237-87-4012
伊丹から 山形空港
山形空港からタクシーで20分
人出は多かった。短い行列が出来てました。
本堂の中央に宮殿くうでん(厨子)があり、中の像は秘仏で
昭和50年に初めて扉が開かれた由。
重文指定の14躯は公開されている。

常時、宮殿のまわりの仏像は公開されている ————

○弥勒菩薩座像 44.1cm 玉眼 一材 前後割矧ぎ 割首 金泥 鎌倉後期 前立ち

○聖観音立像 108.3cm カツラ一材 手先足枘まで 素地 鎌倉
○阿弥陀如来立像 98.9cm 木造 金泥 玉眼 歯吹きのの弥陀 型式 13世紀前半 県文
○虚空蔵菩薩座像 32cm 一木割矧ぎ 金泥 玉眼 鎌倉 重文
○阿弥陀如来座像 87.2cm 木造 漆箔 玉眼 高髻の宝冠の弥陀 寄木前後二材矧ぎ 割首 鎌倉南北朝
○聖徳太子立像 95cm 前後二材矧ぎつけ 内刳り 割首 玉眼 鎌倉 県指定
宮殿の向かって左に配置されていました。

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今回公開された秘仏———

宮殿内の秘仏

○弥勒五尊像 すべてヒメコマツ 寄木造り 彫眼 表面素地 重文 1298年
弥勒菩薩座像 98.4cm 5仏宝冠 袈裟 禅定印 本尊
以下脇侍
○不動明王立像 94.7cm
○降三世明王立像 101.3cm
○釈迦如来座像 52cm
○地蔵菩薩座像 51.6cm

以上、宮殿の前に並べられて、比較的明るい環境で拝観出来ました。

○騎像普賢菩薩座像及び眷属 5躯 ヒノキ 割矧ぎ 漆箔 普賢37.5cm 象41.5cm 十羅刹女36.5~41.7cm 重文
○騎獅文殊菩薩及び眷属 4躯 ヒノキ 割矧ぎ 漆箔 文殊 37.6cm 獅子41cm 優填王42.3cm 最勝老人39.5cm 仏陀波利40cm  重文
○如来座像及び両脇侍立像 中尊44.1cm 脇侍 52.1cm 脇侍55.6cm 木造前後割矧ぎ 漆箔 中尊挿首 12世紀前半 県指定
○菩薩座像 21.2cm 阿弥陀の脇侍で観音と思われる 木造漆箔 12世紀 県指定
宮殿の向かって右に配置されていました。

以上22年ぶりの公開とのこと

○軍荼利明王 65cm 一木 素地 手は矧ぎつけ 未完成 鎌倉後期
○2天立像 54.3cm 53.9cm ヒノキ割矧ぎ 13世紀
以上は見当たらなかった。その他の仏像も見当たらなかった。
全て拝観出来るような宣伝だったが、全てが公開されているようではないようだ。
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3重の塔の本尊
行列が出来ていました。
一層目に入り口、出口をもうけて、並んで拝観です。ゆっくりは見づらかった。
明るいので、細部はよく分かりました。
○大日如来座像 73cm ヒノキ割矧ぎ造り 布張り錆下地 肉身金泥 条帛裳に漆箔  1263年 重文
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薬師堂 常時公開されている。
○薬師三尊像 重文
薬師如来 薬師堂の本尊 70cm 寄木 玉眼 布貼り錆下地 肉身部は金泥 着衣部は漆箔
両脇侍像 110cm 一木割矧ぎ 玉眼  鎌倉末期  (当初の一具像とは異なる)
この3躯は明るく良く拝観出来ました。

薬師堂の後陣に十二神将像が安置されている
空間が狭くて、人が多くて、ゆっくりと見れなかった。
やや暗いので、細部の拝観はしにくい。
○十二神将立像 81.5~95cm 木造 玉眼 13世紀ころ 重文
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阿弥陀堂  公開
○釈迦(阿弥陀)如来座像 52.1cm 木造ヒノキ寄木左右二材矧ぐ 割首 漆箔 12世紀半ば 重文
この像は本堂にて拝観できました。宮殿の向かって左側に配置されていました。
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新幹線→新大阪→伊丹空港→山形空港→慈恩寺
所要時間3時間30分  実乗車時間 2時間30分